ロータンクとは｜修理・交換は【水の救急車】水まわりの用語集

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ロータンクとは　∥　水まわり（トイレ・水道など）に関する用語集

ロータンクとは

トイレの便器に備え付けられている大きな陶器のタンク。トイレを流した時に便器内に水を流し、同時に手洗い場から水を流します。そして、そのまま給水を行う優れものです。

ロータンクの故障を直すには、水洗トイレの正常な動作をご理解いただくと役に立ちます。

水洗トイレの動作
1.レバーをまわすとゴムフロートが引き上げられ、水が便器に流れ出ます。
2.水位が下がりだすと浮き玉も下がり、ボールタップの弁が開いて給水が始まります。
※ゴムフロートは、水位がかなり下がるまでは閉じません。
3.水位が完全に下がるとゴムフロートが閉じ、便器への排水が止まります。タンク内の水位が徐々に上がると浮玉も上がって、ボールタップの弁を閉じ給水が止まり、元の状態に戻ります。

つぎは、よく起こりやすい「水が出ない場合」の修理の仕方です

作業の前には止水栓を閉める
　止水栓にはハンドル式とドライバー式があります。どちらの方式も右へ回すと閉まり、左へ回すと開きます。
　タンクのフタ（手洗管付き）は、フタを開けてボールタップと接続しているホースを抜いてから外してください。

タンクに水がたまっているのに水が出ない
・レバーがサビ・汚れや破損で動かない場合はレバーを取り外し、回転部分に潤滑剤をぬって動かします。動かないときはレバーを取り換えます。
・レバーの鎖が切れている、外れている場合はつなぐか新品と交換します。鎖の長さはゆとりもって取り付けます。

タンクに水がないとき
・止水栓が閉じていないか確かめます。
・浮玉がタンクの壁にひっかかっている場合は、浮玉を少し動かして直るかどうか確認します。直らないときは、浮玉支持棒を少し横に曲げて浮玉を動くようにします。
・水垢などによりボールタップの弁の動きが悪くなっている場合、ボールタップ弁を外し、ブラシやサンドペーパー（♯600ぐらい）で摩擦面の水アカを落とし、ボールタップの動く部分の水アカも取ってから元に戻します。
ネジが外れにくいときは、ボールタップをタンクから取り外して行ってみてください。